たばこはパッケージにも記載していますが、身体には決して良くない嗜好品です。しかし、たばこを辞めるのも簡単ではありません。ヘビースモーカーなら尚更、禁煙はあきらめたという方もいると思います。タバコを効率よく止める方法知りたくありませんか?

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喫煙をし続けることによるリスク

国民的に健康意識が高まり、若年層の方から年配者の方まで世代を問わず、喫煙者が減少しつつあります。
昨今は、タバコの値上がりや分煙化が進んでいることもあり、喫煙者の方が肩身の狭い思いをしているという話も聞かれるようになりました。
電子タバコや禁煙パイポ、加熱式タバコなど喫煙リスクを低減する目的で作られた商品なども続々と開発されています。

元来、タバコというのはたばこの葉を乾燥や発酵をさせたものを紙に巻き、火をつけて燃やした際に発生する煙をフィルターを通して吸引するものであり、喫煙の習慣自体は紀元前10世紀のマヤ文明の時代からあったと言われています。
マヤ文明では魔除けや占い、儀式などの宗教的な用途で使用されていたタバコですが、その煙には興奮作用のあるニコチンを始めとする成分が含まれていることもあり、薬草としても珍重されていました。
それほど当時の人々の生活の中に浸透していたタバコですが、1900年代には喫煙者の肺ガンリスクが健常者に比べて高いことが統計学者の方などから指摘され、タバコの身体への害が徐々に認知されるようになっています。

タバコの煙に含まれるニコチンは、数ある有害物質の中でも特に依存性が高く、重大な健康被害を及ぼすことが数々の研究結果から判明しており、ニコチン依存症が保険適応の精神疾患としても認められました。
タバコは継続して喫煙することによって、体内の臓器に対する毒性を高めます。体内の臓器の中でも、喫煙の影響が最も大きく出るのが肺などの呼吸器系の器官です。
肺気腫や気管支炎の他、気管支喘息の悪化の一因にもなりうるタバコの煙には発がん性物質が多く含まれ、肺ガンや口腔ガン、咽頭ガン、胃ガン、食道ガンなどのガンリスクを上昇させます。
また、妊娠中の女性の方が能動喫煙や受動喫煙をすることによって、胎児の発育に深刻な影響を及ぼすこと、肌荒れをしやすくなること、細胞を傷つけて老化を促進させることが知られています。

30年喫煙を続けることで身体にはどんな影響が出る?

継続して行った喫煙の影響というのは時間の経過とともに徐々に蓄積されていくものでもあります。
能動喫煙や受動喫煙に限らず喫煙を行った方が妊娠中の女性であれば、その影響は胎児に最も出やすいです。
周産期に胎児が死亡したり、低出生体重児が生まれたり、無事に出生できても呼吸器感染症や行動障害、乳幼児突然死症候群や口唇裂などの罹患率が増加する可能性が大きくなります。

また、タバコの有害物質には細胞内にあるDNAを傷つけたり血管内皮細胞の働きを阻害することによって、動脈硬化が起因する心筋梗塞や狭心症、動脈瘤や脳血栓といった病気を引き起こす働きのある発がん性物質も多く、喫煙によって体内の活性酸素が増加することで肌荒れや肉体の老化を過剰に促進させるのが特徴です。
そのため、30年間継続して喫煙習慣がある方の場合では肺などの呼吸器系の器官が真っ黒に変色していることが多くあります。
喫煙を開始してから30年という時が経過したことで体の各器官に重大なダメージを与えていることを多くのデータが示しています。

身体に対する具体的な影響では以下の通りです。

  • 免疫力の低下
  • 糖尿病とがんの罹患リスクの上昇
  • シミやシワの増加
  • ムダ毛の増加(女性に関して)
  • 月経不順(女性に関して)
  • 性欲低下(男性に関して)
  • 精子の運動率の減退(男性に関して)
  • 体重の増加(男性に関して)

喫煙年数が増加するごとにそのリスクも上がっていきます。

そうした喫煙が及ぼす身体への影響を示す指数として考え出されたのが喫煙指数です。
この指数では一般的に指数が400を超えた時点で危険とされ、800では極めて危険な数字として認知されています。
一日20本のタバコを30年間吸っていた方の場合、喫煙指数に当てはめて計算すると600という数値が出るため、健康状態は危険水域に入っていることが予想されます。